「タロットの道」とエネルギーの変化

タロットのマンダラ

マルセイユ版タロットには、「タロットのマンダラ」があります。

 

日本でよく使われている「ウェイト版」では、マンダラを聞くことがないように思いますので、マンダラは「マルセイユ版」の特徴かもしれません。

海外の書籍で「タロットのマンダラ」を使っている例を見聞きしましたが、やはり「マルセイユ版」でした。

 

タロットの「道」

マルセイユ版「タロットのマンダラ」は、1〜21までの大アルカナを、順番に、7枚ずつ3段 7×3 に並べたもので、この「マンダラ」の中にあるのが、「タロットの道」です。

「 I LE BATELEUR(手品師)」から始まり、最後の「ⅩⅩⅠ LE MONDE(世界)」まで、21枚のアルカナを、一つ一つ順番に、「道」を歩くようにたどっていきます。

一つのアルカナには、「一つの学び」があり、その学びを終えると次のアルカナに進みます。TVゲームみたいな感じでしょうか(笑)。確かに、進むごとに、強く、強力に、深くなります。

 

マンダラは3段になっていますが、これにも意味があり、1段目、2段目、3段目に、それぞれの学びがあります。

「7×3 」は、「シュタイナー教育」でも大切な考え方です。シュタイナーでは曼荼羅ではありませんが、興味を持ったものに、同じ7×3 を見つけて面白いなぁと思います。

 

タロットの『道』(le chemin du Tarot) は、柔道、茶道、剣道…。という日本の『道』のように、(”真剣に” 歩むなら)訓練・鍛錬が必要です。

このタロットを学ぶことは、「タロットの道」を歩み、「タロットの教え」を学ぶことで、厳しく、精神的でもあります。

お客様がリーディング・セッションを受けられる際、そういう学びはまったく必要ありません。リーディングを行うタロローグが「学んで身につけたもの」が、ごく自然に流れ出るような感覚があります。私の個人的な感想です。

それでも、自分を良くする、高める、善い方向へという思いや、毎日の小さな実践がある方は、うまくいくような気はします。

エネルギーの変化

「プロ養成講座」のエネルギー変化

私は、南フランスのタロット・スクールで、基礎講座、上級講座、小アルカナ講座、プロ養成講座に出席しました。小アルカナ講座以外は、複数回出席しました。

中でもとりわけ印象的だったのが、2007年7月のプロ養成講座。

講座が始まってから、教室のエネルギーがどんどん変化し、軽くなっていくのを感じました。最終日には、クラスメートたちの頭の上に、メラメラと立ち上るエネルギーが見えました。冬のストーブの上に立ち上る、透明な上昇気流のような流れが、エネルギーとして見え、クラスメートたちの瞳がキラキラ輝いて、ほおが紅潮していました。教室全体が明るく軽くなり、なんだか、上方にキラキラと輝くものが舞っている感覚でした。

最終日が終わった時は、盛り上がりました。とっても♡

プロ養成講座ですから、各々がそれなりに「タロットの道」を歩んで来ていたのでしょう。そのエネルギーが集まって、大きな開放感と軽さ・明るさがありました。

「初心者講座」の重さ

この後、再度、初心者講座に出て驚いたのは、

初心者クラスは、エネルギーが「重い」のです。あまりにも重く、沈んで、暗い感じもする…。
私も、初めて参加した時は、この重いエネルギーの中にいて違和感がなかったことに、自分の変化を感じました。

講座を終了してからも、エネルギーの変化は続き、こちらの方が大きかったです。講座終了後、長い時間をかけて、徐々に大きな変化がありました。

「タロットの道」は、今も、これからも続いています。『道』ですね。

 

「個人リーディング」の場合

リーディングは、「きっちりした法則」に則った、「理論的・理性的」なメソッドを使いますが、別の部分で、エネルギーが解放されて、心理的なブロックが外れます。これまでのリーディングの経験から、お客様の、瞳、表情、声、全体の雰囲気、が変わることを感じます。

具体的に実行できる、わかりやすい解決策が出ますが、それだけでなく、見えないところで変化が起こる、アルケミックなタロットです。

特に、タロローグと相性がいい方、ご自分の内面で準備ができている方は、大きな変化を感じるでしょう。

 

お客様が「タロットの道」の学びをする必要はありませんが、タロローグの学びが自然に流れ出るのは、上に書いた通りです。

ご興味ある方は、リーディング再開時(このブログ上でお知らせします)、ぜひ、お試しください♡

 

太陽@水瓶座。フランス滞在中にマルセイユ・タロットを学ぶ。”心と魂の錬金術” をモットーに、明るく軽やかな心と魂で生きる大人のライフスタイルを提案。マルセイユ版タロット、占星術、心理学、禅などがベース。

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