朝日新聞社の、若い世代の方々は、おそらく、都市部で生まれ育ち、経済力と高い学歴を持つご両親の元、恵まれて生活されてきた方々が多くなっていると思います。
がしかし、私の世代か、それ以上の世代では、そういう恵まれた家庭ではなく、戦後のメリトクラシーの恩恵を受け、社会階層を登っていって、中には登り詰めている方々もいらっしゃるように感じます。
と申しますのも、朝日の論説やエッセーにに、どうも、幼少期あまり豊かではなかった。恵まれた環境ではなかった。と感じる内容を書かれる、主に男性の皆様が時々いらっしゃるように感じているからです。
決して恵まれてはいなかった環境で、勉学に励み、仕事に励み、社会階層を登ってきた。
という感じの、私の世代くらいの方が多々いらっしゃるように感じています。男性の方々。
今日の「タジ総論」の方がどうなのかは、わかりませんが。
そうやって、一旦社会階層を上り詰めると、エリート階層でふんぞり返っている。ように感じます。
もう庶民のことはどうでもいい。と(笑)
うちは、両親の家は、戦前は豊かでしたが、戦後、冴えなくなりました。
私は、出来は悪くなかったので(むしろ優秀でしたが)、メリトクラシーの恩恵を受けることもできたのですが、
『男性社会の横暴な暴力』と『それを擁護する社会と無意識の暴力』によって、完全にそれを阻まれました。
●『戦前の豊かさと地位は、すでにもうない。』
●『戦後のメリトクラシーの恩恵も受け損ねた。』
●『横暴な男社会の中で、暴力を受け、それに反発する女である。』
私が、戦争を憎み、米国にあまり良い気持ちを抱いていないもの、この辺りに由来しているように感じます。これは、父譲りである気もします。
戦争の後、両親の家は財産を失いました。米国主導による政治によって。
田舎ですから、東京あたりの豊かな方とは比較にならないでしょうけれど。
そうでなくても、もう長年続けてきた古いやり方が通用せず、家が没落するようになっていたのかもしれませんけれど。
三重苦。
子供の頃に読んだ、ヘレン・ケラーの伝記には大変心打たれました。
私も、ある意味、ヘレン・ケラーかもしれません。
甘んじて、受けましょう。三重苦。それを克服する努力は、55年ほど続けています。これからも続けます。
この努力のおかげで、理解できるようになったことが、あなたたちエリートの特に男性たちには、『まったく何も理解できない。見えていない』。
私からすると、あなた方を、『体毛がなくなったばかりの、ツルツルのお粗末な猿』と思うだけです。
笑っていればいいでしょう。そこで。朝日新聞という宮殿で。
『パンがないなら、クロワッサンを食べればよろしいのに。』と、優雅にお茶でも飲みながら。
30年後、新たな伝記を書く三重苦ヘレン・ケラーに、ただただ驚愕し、そういうことだったのか。と自分たちの未熟さを恥ずかしがればよろしいでしょう。
あなた方に、理解できれば。ですが。
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